【SEO対策】なぜページ数を増やすことが重要なのか

   

歯科のホームページ制作、セグナ株式会社

SEOではサイトのページ数が多ければ多いほど有利になります。
ですが、闇雲にページ数を増やせばSEOの評価が上がる訳ではありません。
ページ数を増やすことだけを目的として内容の薄い低品質なページを量産しても、SEO対策にならないばかりか、逆にGoogleから「このページは役に立たない」と判断され、サイト全体の評価にも悪影響を与えかねません。

ここでは、ページ数とSEOの関係と、SEOに効果的なページの増やし方について解説させていただきます。

 

情報の網羅性が重要

検索エンジンで上位表示されるために必要なものとして、情報の有益性(信頼性・専門性)に加え、情報の網羅性が挙げられます。
網羅性とは、ユーザーの求める情報が抜け漏れなく掲載されているかどうかの指標です。

Googleは、検索ユーザーが知りたがっている内容が含まれたページを検索結果の上位に表示させたいと考えています。
ですが、「地域+歯科(歯医者)」などのキーワードで検索してきたユーザの意図は、例えばむし歯を治療したい、子供の歯医者を探している、クリーニングしてもらいたいなど、さまざまな可能性が考えられ、Googleはそのキーワードだけではどのページを上位表示させたらよいのか的確に判断することが出来ません。

そこでGoogleは、より多くのユーザーのニーズに対応できるよう、むし歯治療についても子供の治療についてもクリーニングについても、そのすべての項目において、より詳しい情報がまんべんなく網羅されたページを上位表示させるようになります。

 

ページ数を増やさなくても、すべての情報を1ページに詰め込んでも良い?

情報の網羅性がポイントならば、別にページを増やさなくても1ページに全ての情報を盛り込んでも良いのではないか?
そんな風に考える先生もいらっしゃるかもしれません。

ホームページの制作料金は作成するページ数が多ければ多いほど高くなるという場合がほとんどですので、なるべく1ページに情報を詰め込んだ方が費用を抑えることが出来るでしょう。
よく見かける例が「診療項目」というページの中に、むし歯治療も、歯周病も、審美歯科も、ホワイトニングも・・・。と情報を詰め込んでいるパターンです。

情報の網羅性ということだけ考えれば、理論上、質も量も同じ文章であればページを分けずに1ページにまとめてもSEO評価は変わらないのではと思われるかもしれません。

ですが、結論、SEO評価は変わります。

その要因としては、ページを分けることでSEO対策上もっとも影響力の高いタグである「タイトル(title)タグ」を設定できるという点にあります。

 

「タイトル(title)タグ」とは

タイトル(title)タグは、Webサイトのタイトルや題名をGoogleに認識させるつけるタグのことです。
タイトルタグは表面上からは見えませんが、ブラウザのタブや検索結果に、下記のように表示されます。


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ユーザーは、検索結果の「タイトル」や「スニペット(description)」を見てアクセスするサイトを決めますが、タイトルタグは最も目立つ部分ですので、サイトへの訪問率やクリック率(CTR)に影響を与えます。
Googleは、タイトルタグはサイトの訪問者と検索エンジンの双方にそのページのトピックが何であるかを伝えるもの」と発表しており、「タイトルタグにキーワードを含めることがSEOでは重要であるとしています。

【参考】ディスクリプション(description)について

よく、「サイトのSEO強化のためにディスクリプション(description)の設定を変えた方が良いです」という提案をされる業者がいます。
ですが、ディスクリプションの設定はSEOに直接的な影響を与えません。
ディスクリプション(description)とSEOの関係についてはこちらの記事で詳しく説明しておりますので、参考にしてみてください。

⇒ディスクリプション(description)について

 

タイトルタグは、1ページに1つのみ

タイトルタグは、SEO上最も強い力を持つタグのため、なるべく多く設定したいところですが、1つのページに1つしかつけることが出来ないという性質があります。(2つ以上つけても、1つしか認識されません)
そのため、タイトルタグを増やすにはページの数そのものを増やす必要があります。

例えは、「診療項目一覧」というページに全ての情報を詰め込んだ場合、検索結果には下記のように表示されます。

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これに対し、各治療項目ごとにページを作成した場合、検索キーワードに合わせて下記のように表示されます。

「矯正歯科」で検索した場合

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「口腔外科」で検索した場合

「インプラント」で検索した場合

タイトルにキーワードが含まれていると、そのキーワードで検索したときにSEOで表示されやすくなります

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ページ数を増やすことで、より多くのキーワードを対策できる

上記のように、ページ数を増やせば増やすほど、対策できるタイトルタグの数が増えますので、より多くの種類のキーワードでの上位表示を狙うことが出来ます。

上記のようなお話をすると、先生から次のような質問を受けることがあります。

「ページを増やさなくても、1つのタイトルタグの中に、たくさんのキーワードを入れたら良いんじゃないの?」

つまり、
「新宿の歯医者、××歯科|東京 代々木 新宿三丁目 インプラント ホワイトニング 審美歯科 矯正歯科」
などといった具合です。

確かにこのようなタイトルですとより多くのキーワードに対応できそうですが、実際にはページのパワーが各キーワードに分散されてしまうため、結果、どのキーワードでも中途半端な順位に落ち着いてしまうことになりかねません。

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そのため、1つのページに入れるキーワードの数はなるべく絞り、その分多くのページを用意することが有効となります。

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ポイント

狙うキーワードの単語を最大3つに絞る

狙うキーワードを前方に持ってくる

 

ロングテールキーワードを狙おう

ロングテールSEOという言葉を聞いたことがある先生方もいらっしゃるかもしれません。
ロングテールSEOとは、検索数は少ないものの、質が高い(お問合わせ率が高い)とされている様々な複合キーワードで上位表示を実現する事で、多くのコンバージョンを獲得する戦略です。

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例えば、「東京 歯科」「東京 インプラント」というキーワードは、月に数百回も検索されている検索数の多いキーワードでが、お問合せ率はそこまで高くありません。
逆に、より地域を絞り「代々木+歯医者+痛くない+歯の根っこの治療」「渋谷+インプラント+専門医」などのキーワード(スモールワード)は、検索数こそ少ないものの、より具体的な情報を探しているユーザーが検索している可能性が高く、こちらは種類が非常に多いです。
全体の総数で見ると、2:8の割合で、スモールワードの総和の方が数が多い、というのが「ロングテールの法則」と呼ばれるもので、WEBマーケティングにおいても、アマゾンでの初回購入者の7割が、このロングテールキーワードからの購入者であるということも言われています。

 

歯科サイトでのロングテールキーワード例

診療科目系ワード

地域+歯科、歯医者
地域+診療科目
地域+子どもの矯正


アクセス/診療時間系ワード

地域+歯科+休日診療
地域+歯科+日曜日
歯医者+近く+現在営業中
地域+歯科+当日予約


価格系ワード

地域+インプラント+安い
地域+歯+クリーニング+保険
地域+ホワイトニング+価格
地域+インビザライン+低価格


技術系ワード

地域+インプラント+専門医
地域+矯正歯科+認定医


口コミ・評判系ワード

地域+歯医者+おススメ
地域+子どもの歯医者+評判
地域+歯医者+口コミ


治療方法/設備系ワード

地域+歯医者+無痛治療
地域+口内炎+レーザー
地域+親知らず+同時抜歯
地域+歯医者+エアフロー


悩み系ワード

地域+矯正+大人のすきっ歯
地域+矯正+前歯のねじれ
口臭+ドブの臭い+治療
歯医者+怖い+虫歯だらけ


要望系ワード

歯医者+一気に治療してくれる
地域+歯医者+クリーニングだけ
地域+歯医者+痛くない
地域+歯医者+銀歯を白く

 

ブログやコラムで、サイトへの「入り口」を増やそう

歯科医院のWeb戦略においては、「地域名(最寄り駅)+歯科/歯医者」でのキーワードで上位表示されることはもちろん重要です。
ですが、それと同時にブログやコラム、症例などのコンテンツを増やし、サイトへの入り口をたくさん用意しておくことも重要です。

稀に、「ブログを書いてもお問い合わせにつながらない」とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、それはブログの内容や書き方にも問題があるのではと思います。
下記は、弊社でサイト運用管理/ブログ代行サービスの契約をさせていただいている歯科医院サイトのアナリティクスデータから、お問合せに至ったアクセスを絞り込んで表示させた例です。
トップページからの流入が多いのはもちろんですが、下層ページやブログページも、お問合せの獲得に大きく貢献しています。

ランディングページ:ユーザーが最初にアクセスしたページ(サイトの入り口となったページ)
イベント名:お問合せ手段
アクティブユーザー:お問い合わせをした人数

 

まとめ

繰り返しになりますが、ページはだた増やせばよいというものではなく、あくまでユーザーにとって有益な、良質なコンテンツを増やすということが大前提となります。
いくらタイトルにキーワードを設定してページを増やしても、内容が薄かったり、ユーザー目線で知りたい情報が記載されていないページだと、どれだけページを増やしてもSEOの評価は上がりません。
小手先のテクニックに頼るのではなく、本当に患者さまにとってためになる情報、役に立つ情報を発信することを意識してください。
当社では、患者さまのニーズに即した歯科コラムの執筆を代行する、ブログ代行サービスも行っております。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 



セグナ株式会社:https://segna.jp/

電話:03-4405-6909
FAX:050-3730-9546
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